05/11/05(土) vs西南学院大学戦 観戦レポート

11月5日、ついに「王座奪還」を成し遂げる日をむかえました。初戦の宮崎大学との試合での負け・・・非常に厳しいスタートを切った今シーズンでしたが、その後九州産業大学、西南学院大学、福岡大学、久留米大学を倒し、このプレーオフまで持ち込むことが出来ました。一昨年、去年、果たすことの出来なかった想いを、3年分の想いを胸に会場に足を踏みいれました。

午後2時45分、西南学院大学のキックで試合開始。九州大学PALOOKASは、自陣20yardからのスタートとなります。九大は好調な滑り出しを見せます。QB#4辰野(4)からWR#83梶原(2)へのパス成功、QB#4辰野(4)、RB#27米田(2)のランなどにより立て続けにファーストダウンを獲得します。そのまま敵陣5yardまで攻め込むと最後はQB#4辰野(4)が自ら持ち込みタッチダウン。トライ・フォー・ポイント(P.A.T)は失敗に終わりますが、6点を先制します。その後は両者ともに4回で攻撃を終え、膠着した試合展開と成りますが、流れを引き寄せたのは九大ディフェンス(DF)でした。DL#72辰巳(2)のQBサックにより相手のファンブルを誘い、攻守交替。敵陣9yardからの攻撃権を得た九大オフェンス(OF)は、その勢いに乗ってQB#4辰野(4)からTE#5水上(4)へのパス成功により再びタッチダウン。2ポイントコンバージョンも成功し、九大は14−0とリードを広げます。第1Qは、後半もDB#24藤井諭(4)がインターセプトをみせるなどDFの頑張りもあり九大優勢で試合を進めます。

第2Q、序盤はお互いなかなか敵陣まで攻め込むことが出来ずにいましたが、試合が動いたのは前半残り4分に差し掛かったころでした。西南大のQB#10林田(4)からWR#87高森(3)へのパス、QB林田のランなどが決まりだし九大陣まで攻め込まれます。そして、最後もQB林田からWR高森への約30yardのパスでタッチダウンを奪われます。P.A.Tのキック成功により14−7。西南大のキックにより試合再開となりますが、ここでナイスリターンをみせたのがReturner#27米田(2)でした。背後からの不正なブロックの反則がありましたが、九大は敵陣35yardからの攻撃となります。RB#11田川(4)、#27米田(2)のランで前進し、米田のランでタッチダウン。P.A.T成功(Kicker#11田川(4))で九大は7点を追加して、21−7で前半を終えます。

後半、九大のキックで試合再開。第3Q、九大は非常に苦しい時間帯となりました。西南大QB林田からWR#19埋田(2)へのパス、WR高森のランをとめることができず、そのままタッチダウン(QB林田からWR埋田へのパス)を奪われます。P.A.T失敗で6点追加され21−13。九大は直後、Returner#27米田(2)がまたもビックリターンをみせすぐにタッチダウン(RB#11田川(4)のラン)を奪い返し28−13。これにより九大、流れを引き寄せたかと思われましたが、西南大のOFの勢いをとめることが出来ません。西南大QB林田のパス、ランに翻弄され一気にゴール前まで攻め込まれると、QB林田のランにより再びタッチダウンを奪われてしまいます(28−19)。そして、さらに、九大OF痛恨のファンブルをリカバーされ、攻撃権はまたも西南大に移ります。西南大は、QB林田からWR埋田へのパス成功によりタッチダウン。九大は28−26と2点差に詰め寄られます。九大OFは、主将WR#80工藤(4)がナイスキャッチをみせるも後が続かず、反撃できないまま第3Qを終了します。

第4Q、九大は何としてでも追加点を得たいところ・・・そんな中、九大はラッキーな相手のスナップミスによるセーフティーという形で2点の追加点を得ます(30−26)。さらに、西南大のファンブルをリカバーし、九大のペースを取り戻します。ファンブルリカバー直後にQB#4辰野(4)からWR#18高橋(4)へのパスでタッチダウン。P.A.Tも成功し37−26とします。西南大OFはWR埋田、高森へのパスを成功させますが、要所、要所でのPunter#19北田(2)のナイスパントや、九大LB#2川島(3)のインターセプトなどで前進を阻みます。第4Q終盤には、九大駄目押しのタッチダウン(RB#27米田(2)のラン)を決め、44−26で試合終了。九大の勝利で幕を閉じました。

この勝利により、PALOOKASは念願の完全優勝を成し遂げました。1年間、このために日々練習を重ねてきましたが、その「王座奪還」への想いを果たすことができました。夜には、祝勝会が開かれ、みんなで優勝の喜びと興奮の中、おいしいお酒を飲みました。皆様の応援のおかげだとチーム一同感謝しております。本当にありがとうございました。しかし、終わったわけではありません。平和台ボウル、ウエスタンボウルと更なる強い相手との試合をひかえています。気を抜くことなく最後まで全力を尽くして戦います。今後も、応援よろしくお願いします。