05/09/03(土) vs宮崎大学戦 観戦レポート

9月3日土曜日、晴れ。『王座奪還』を目標とし、昨年の冬から優勝のみを目指し取り組んできた2005年度PALOOKAS。九州王者となるための第一歩を踏み出すべく、この対宮崎大学戦を向かえました。

この日は九州リーグの開幕日でもあり、我々の試合の前には西南学院大学vs九州産業大学、久留米大学vs福岡大学の2試合が行われていました。結果は西南、久留米がお互い長所をしっかりアピールしながら危なげない勝利を収め、九大も当たり前のようにこの2校に続く勝利を収めるだろう…と、この慢心が九大に隙を生んでしまったのでしょうか。

第1Q、宮大のキックにより試合開始。九大の攻撃はいきなりQB#4辰野(4)からWR#18高橋(4)への11ydのパスが決まりフレッシュ獲得。その後もTE#5水上(4)への20ydパス、WR#81梶屋(2)への16ydのロングパスが決まり、一気に宮大陣6ydまで詰め寄り、RB#30西上(2)のランでそのまま持ち込みタッチダウン!Kicker#11田川(4)もポイント・アフター・タッチダウン(P.A.T)をしっかり決めて7−0とリード。九大にしては珍しいパスメインの攻撃を仕掛け、成功したことで良い流れのまま九大ディフェンス(DF)かと思われました。しかしその後の宮大の攻撃で九大は思いもかけない展開に。宮大は地道にランを重ね、九大DFはそれを止めることができず、あっという間に同点タッチダウンを奪われます。

宮大の攻撃から第3Q開始。ここでDL#47瓜生(4)が意地を見せ、宮大のファンブルをリカバーし九大の攻撃に。ここで再びQB#4辰野(4)からWR#18高橋(4)へのパスが決まり、フレッシュ獲得するもその後はパスが通らす、あえなくパントに。QBであるPunter#19北田(2)がギャンブルを試みるも、失敗に終わります。そのまま宮大、九大共に良いところを見せることができず膠着状態のまま試合は第4Qへと移ります。

第4Q、この時点で10−13で宮大にリードを許したままの九大。なんとしてでも止めたいDF、なんとしてでも点を入れたいOF。しかし試合展開は最悪の方向へと流れていました。宮大はランをメインに攻撃を組み立て、フレッシュを積み重ねていきます。そして気付くと九大陣2ydに地点に。九大DFはここで踏ん張りを見せることもできずあえなくタッチダウンを奪われ10−20。試合時間残り5分。まだいける、逆転できると信じながらも無情にも時間は過ぎ、そのまま試合終了。

宮大には絶対に勝てる、負ける訳がない、というその驕りが敗因につながったことは言うまでもありません。『王座奪還』はそんなに甘い道ではないことは皆分かっていたはすです。しかし結果は屈辱の10−20という点差での敗戦でした。

九大PALOOKASに残された道はただ一つ、残り試合を全勝し、プレーオフ。そして優勝。これは困難な道ではありますが決して進めない道ではありません。いきなり崖っぷちのPALOOKAS、運命は2週間後の対九州産業大学戦にかかっています…