6月11日、九州大学貝塚グラウンドにて、九州共立大学と春4戦目の試合。スターターには一回生を含む下級生を多く起用し、絶好のアピールの場となった。
第1Q、九州共立大学のキックにより試合開始。PALOOKASは自陣29yd地点から最初の攻撃。PALOOKASはRB高橋のラン、WR藤上へのパスにより、いきなりフレッシュを獲得し、順調な滑り出し。ディフェンスもしっかり九州共立大学の攻撃を抑える。しかし、敵陣に攻め込むも、インターセプトを決められ、得点に結びつけることができない。第1Qは0−0のまま終了。
そして、第2Q。ファーストプレーでフレッシュを獲得し、敵陣7ydから攻撃。RB高橋、西上のランでタッチダウンを取りにが、思うように前進できず、フィールドゴールを選択。これを、K阪本がきっちり決め、3−0と先制。しかし、この直後の九州共立大学の攻撃で、56ヤード独走をゆるし、逆にタッチダウンを奪われる。簡単なプレーにいくつものタックルミス。あってはならないDF。P.A.Tは失敗し、3−6と逆転される。直後の攻撃で、続けてフレッシュを獲得し、そのままRB西上のランでタッチダウンを奪い返す。キックは外れ、9−6。この後、ディフェンスが九州共立大学オフェンスを抑え、前半を9−6として折りかえした。
後半、PALOOKASのキックで試合再開。序盤両チームとも攻撃がうまく進まず膠着状態だったが、QB辰野からWR藤上への36ydのロングパスが成功し、今試合2度目のタッチダウン。P.A.Tはプレーを選択するも、失敗。15−6となる。その後も、QB辰野からWR藤上への47ヤードのパス、TE加藤のパスキャッチでタッチダウン。キックも成功し、22−6とリードを広げる。
第4Q。点差を広げたOFは新入生を出場させる。長身で体格の良さが持ち味のSB福見(#99)がパスキャッチを決め、RB高比良(#11)、神崎(#13)も出場。インターセプト、ロスタックルなどの手痛い洗礼も受けるも、果敢に九州共立大学ディフェンスに挑む。DB岡村(#24)、石井(#29)は、ファンブルリカバーなどフットボールセンスを覗かせる活躍を見せる。そんな中、QB辰野からWR梶屋へのパス成功により、29−6。最後は、一回生QB小関(#19)もパスを成功させ、29−6で勝利。
一回生のデビュー、下級生の活躍など、新生PALOOKASを垣間見ることができたが、試合に対する気持ちに疑問が残る試合だった。目の前の相手に負けたくないという気持ち、チャンスをものにしてアピールしようとする貪欲な姿勢、明らかに欠けていた。原点をもっと見つめる必要がある。春シーズンも、残すところ2試合。愛媛大学、社会人チームBEARS共に強いチーム、最後まで勝利を目指し、日々全力で練習に励んでいくこと。それが秋シーズンにつながる。