05/05/28(土) 西南学院大学戦 観戦レポート

 5月28日(土)平和台陸上競技場にて。

 第1Q、西南のキックにより試合開始。最初の九大OFは自陣15y地点からの攻撃。2試合連続でスターターとなったQB#8伊藤だが、パスを通すことができずパントに追い込まれる。しかし西南1回目の攻撃、中を突くRunで抜けたかと思われたが#31藤上のヒットによりファンブル、それを#2川島が押さえ攻守交替。再び九大の攻撃となるがあまり進むことができずここでもパントとなるが、P#19北田が西南陣4yまで押し込む素晴らしいパントを見せる。さらにDF陣は西南の攻撃をきっちり押さえ、続く九大OFではQB#8伊藤が自ら約15yのナイスRunでフレッシュ獲得。WRからRBにポジションを変えた#18高橋の好ゲインで、九大の流れになるかと思われたが、#8伊藤がファンブルしたボールを西南に押さえられ、あえなく攻守交替。西南のPassを多用した攻撃に九大DFは翻弄され九大陣20ydまで攻め込まれる。西南が流れに乗ったまま第1Qを終えるかと思われたが、#10瓜生の7ydのロスタックルでなんとか九大DFも意地を見せる。

 第2Qが始まってすぐ、第1Qと同様、西南がファンブルしたボールを#2川島がこの試合2回目のファンブルリカバーを見せ攻守交替。その後は九大、西南ともに点が入らず膠着状態に。九大DFはこの試合で初のスターターとなった2年の#40吉田#32橋口が頑張りを見せるが九大OFはそれにこたえることができず0−0のまま前半終了となる。

 第3Q、九大#1阪本のキックにより西南は自陣13ydからの攻撃。九大リターナーのファンブルをリカバーされるなど、西南の攻撃が続く。西南はQB自らのrunにより九大陣5yd地点まで攻め込みあと一歩でタッチダウンという所だったが、九大DFは焦らずきっちり西南OFを止め、西南はFGを選択。しかしこのFGは失敗に終わり、九大は窮地を逃れる。攻撃権が九大に移り、流れを引き寄せようと必死のOF。#83梶原へのpassや#30西上らのrunなどでfirst downを獲得するも得点には結びつかずパントとなる。その後の九大DFは#96恵良の長身を活かしたリフレクトや、#13柴尾のするどいタックルで、西南OFを前に進ませず、攻守交替。九大OFはなかなか思うように攻めることができないが、ここでも本日2回目となる#19北田のナイスパントが飛び出る。西南陣3yd地点まで蹴りこむ。

 そして0−0のまま試合は第4Qへ。序盤は西南のOFが続くも九大DFは辛抱強く我慢し、自陣18yd地点からの九大の攻撃。#30西上のrunでfirst downを獲得すると、ここから九大OFは一気に波に乗り、#8伊藤から#83梶原への約30ydのロングパスも成功、その後は#18高橋#30西上のrunも決まり西南陣5yd付近まで攻め込む。しかし、タッチダウンを奪うことができずFGとなる。キッカーは#1阪本。きっちりFGを成功させ3−0に。さらにその後の九大の攻撃で、勢いに乗った#30西上が約30ydのrunを見事走りきり、タッチダウン。PATもなんなく成功させ、10−0。この時点で試合残り時間26秒。最後の最後でやっと波に乗った形の九大は10−0で勝利を収めた。この試合、二回生の頑張りは収穫だったが、OF、DF、Kickともにミスが多く見られた。基本的なミスは秋のリーグ戦で致命傷となる。一つ一つのプレーにもっと集中し、日々の練習に取り組まなければならない。  「One Play at A Time」